■木刀による剣道基本稽古法って?
剣道の稽古法の一つで、木刀を用いて剣道の基本技を習得するための稽古法です。 その稽古は、日本剣道形の修練にも役立つものであり、木刀の操作を通して、 竹刀は日本刀である観念を 理解することも重要です。
■全日本剣道連盟、神奈川県剣道連盟の動向 (2009年7月) 全日本剣道連盟から、級位審査規定の全部改正についての 通達がありました。 (2009年6月16日) その中で、級位審査実施要領が以下内容と変更されまた。 ---------------------------------------------------- 剣道級位審査規則第5条第1項の「実技」は、次の各号で定めるところにより行うものとする。
1. 一級
「基本1から9まで」
「基本1から6まで」 「基本1から4まで 上記を含めた規則は、平成21年10月1日から施行することになり、 神奈川県剣道連盟では、平成22年 の春から実施する方向と なりました。 |
■木刀による剣道基本稽古法(参考動画 by YouTube) |
立会い前後の作法(日本剣道形の作法と同様)
※受ける方を「元立ち」、掛かる方を「掛り手」と呼ぶ
1、木刀を右手に提げ、「提刀」のまま立会いの間合いに進み、 上座に立礼、その後相互に礼。
2.木刀を左手に持ち変えると同時に左手の親指を鍔にかけ 「帯刀」。
3.相互に右足から3歩踏み出して蹲踞しながら木刀を抜き合せ、 立ち上がって中段の構えとなる。
4.最後の演武が終了したら蹲踞して木刀を納め、立ち上がって 帯刀のまま小さく5歩退がる。
5.木刀を右手に持ち変えて「提刀」となり相互に立礼後、上座に立礼。
■構成
基本1 一本打ちの技 「正面」「小手」「胴(右胴)」「突き」
基本2 二・三段の技 「小手→面」
基本3 払い技 「払い面(表)」
基本4 引き技 (鍔ぜり合い)「引き胴(右胴)」
基本5 抜き技 「面抜き胴(右胴)」
基本6 すり上げ技 「小手すり上げ面(裏)」
基本7 出ばな技 「出ばな小手」
基本8 返し技 「面返し胴(右胴)」
基本9 打ち落とし技 「胴(右胴)打ち落とし面」
竹刀 組み方